
Thunderbird 128.11.1esr(64ビット)において、アカウント設定・受信メール・署名などを含めたすべてのデータを、新しいPC環境にそのまま移す方法を、2025年のバージョンに対応して解説します。
プロファイルフォルダをコピーすることで、元の設定をそのまま再現できます。
プロファイルの設定データをバックアップし、そのデータを新しいパソコンのThunderbirdにインポートするだけで、移行できます。
メールデータだけでなく、アドレス帳、カレンダー、プラグインなど全ての設定ファイルが移行できます。
前提条件:
・新しいパソコン環境にThunderbirdがインストール済みであること。
1.既存パソコンのThunderbirdのメールデータを取り出す説明をします。
- 既存パソコンのThunderbirdを起動します。
- 上部メニューのヘルプからトラブルシューティング情報を選択します。

- アプリケーション基本情報からプロファイルフォルダ右のフォルダを開くをクリックします。

- 開いたフォルダ内の上記ディレクトリの「Profiles」をクリックします

- Profilesの最新の更新日時のフォルダを右クリックして、USBメモリへコピーしてください。

2.新規パソコンでThunderbirdの既存メールデータを読み込む方法を説明をします。
- 「1.」で説明した。方法で「Profiles」を開きます。
- そこにUSBメモリにコピーした既存メールデーターをコピーします。
※古いパソコンからUSBメモリにコピーしたフォルダ名を「USBcopy_profiles_data.default」としています。

- Thunderbirdのユーザープロファイルの設定を起動します。
- windows タスクバースタートを右クリックしてファイル名を指定して実行を選択します。

- 実行する名前欄に「Thunderbird.exe -p」と入力してOKをクリックします。

- ユーザープロファイルの選択の画面で「新規プロファイルを作成」をクリックします。

- プロファイル作成ウイザードの開始画面になるので「次へ(N)」をクリックします。

- プロファイル作成ウイザードの完了画面で
・新しいプロファイルの名前を入力してくださいの欄に任意の名前を入れます。
・「フォルダを選択」をクリックします。

- USBメモリからコピーしたフォルダが表示されるので(USBcopy_profiles_data.default)、選択して画面下の「フォルダーを選択」ボタンをクリックします。

- プロファイル作成ウイザードの完了画面に戻ったら完了をクリックします。

- ユーザープロファイルの選択の画面で作成したプロファイルを選択して画面した左の「Thunderbirdを起動」を押すと移行したファイルが読み込まれ、Thunderbirdが使用できる状態になります。

お疲れさまでした。
🗂 古いUI(Thunderbird 91〜102)をご利用の方は、以下の旧記事をご参照ください:
👉 Thunderbirdの旧バージョン移行手順はこちら
※上記内容より、何らかの影響で不具合が生じても全て自己責任でお願いします。